函館碧血会

函館碧血会の活動(2)

令和二年度の慰霊祭

 令和二年(二〇二〇)の碧血会活動は、波乱の幕開けでした。毎年六月二十五日に行われています「函館碧血会」主催の「碧血碑、碑前慰霊祭」について、本年春ごろから全国的に広がったコロナウィルス感染症の対策から、不要不急の集会等を自粛するようにとの要請もあり、一旦は本年度の慰霊祭を中止することも検討いたしました。しかし、六月に入って少し落ち着いてきたため、役員のみの縮小開催へと切り替えました。

 六月二十五日(木)は、毎年碑前慰霊祭を行う日です。碑前慰霊祭は屋外で行いますから、やはり気になるのは天候です。前日からずっと天候を気にしていましたが、降水確率は四十パーセントを下回りません。当日午前十時、やむを得ず本年は実行寺本堂をお借りして、慰霊祭を行うこととしました。戦没者の位牌にあたる「霊璽」を碧血碑石室から本堂に移動して、供物・供花もすべて移動し、出席者には会場変更の連絡をし、少し時間余裕を取って午後二時半より始めることとしました。慰霊祭は、望月ご住職の読経にて始まりました。いつもの手順通り、ご焼香をして、散華の儀を行い終了しました。

 今年は縮小開催であり、役員のみの出席でしたから人数も少なく、例年に比べると寂しい慰霊祭でしたが、来年はまた元通りの慰霊祭が出来ることを祈っております。

(リンク先) 函館新聞2020年6月26日切抜2 北海道新聞地域版 2020年6月27日
写真1 実行寺本堂祭壇準備完了写真2 本堂内受付
写真3 慰霊祭開始(会長インタビュー)写真4 慰霊祭開始
写真5 望月ご住職の読経写真6 焼香の儀
写真7 散華の儀写真8 会長あいさつ

函館碧血会の活動(3)

碧血碑前広場の清掃・整備作業(令和2年度)

 六月二十五日の碑前慰霊祭開催日に先立ち、同二十一日(日)に事務局員を中心に碧血碑周辺の除草、整備・清掃作業を実施致しました。開催当日の二十五日(木)は残念ながら雨天となったため、実行寺のご協力により同本堂にて慰霊祭を執り行いました。

 毎年六月に入ると、碧血会の事務局員有志により碧血碑周辺の環境整備を実施し、清掃作業を行っていました。碧血碑は函館市の史跡ですから、区域内の除草は市で行ってくれるのですが、この時期、少し間が開くと補助的な除草が必要となり、又、碑内石室には虫害が発生するため、どうしても燻煙駆除等が必要になります。

 今年は六月二十一日(日)に碧血碑区域内の除草・清掃、碑石室内の燻煙清掃、霊璽等祭器の拭き掃除、そして東屋の清掃などを行いました。当日環境整備に参加してくれたのは、事務局員を中心に九名ほどでしたが、青空の下、気持ちの良い汗をかきました。

【碧血碑の概略図】
函館新聞、11面、社会面 2020年(令和2年)6月22日(月曜日)】
【碧血碑周辺除草作業】(図をクリックすると拡大します)
【除草作業完了】(図をクリックすると拡大します)
【東屋の清掃】(図をクリックすると拡大します)
【清掃の写真】(図をクリックすると拡大します)
【石室内の状況】(図をクリックすると拡大します)